映画『NO NEW YORK 1984-91』オフィシャルサイト このエントリーを含むはてなブックマーク

本作品には、性的または暴力的表現で刺激が強く人によっては非常に不快に思うシーンが含まれていますので鑑賞の際にはあらかじめご注意ください。

解説

1984~91年のニューヨークで、新たなシーンが勃興した。
その「NO WAVE」の流れを汲む、若手監督たちによる8ミリ映画の数々は、ニック・ゼッドによって「Cinema of Transgression;ネマ・オブ・トランスグレッション」(破戒映画)と命名された ──


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『NO NEW YORK 1984-91』
(原題:LLIK YOUR IDOLS)

2007年 / 70分 / カラー / フランス
監督・撮影・編集:アンジェリーク・ボジオ
出演:リチャード・カーン、ニック・ゼッド、ジョー・コールマン、リチャード・ヘル、リディア・ランチ、サーストン・ムーア(Sonic Youth)、ブルース・ラ・ブルース、他

(写真)リチャード・カーン『XイズY』より


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 リチャード・カーン『ユー・キル・ミー・ファースト』より
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 ニック・ゼット『ウォー・イズ・メンストラル・エンヴィ』より

レーガン、ブッシュ・シニア政権下の80年代ニューヨークにおいて、若いアーティストたちによる映画・写真・音楽・ファッションといったあらゆる表現が一斉に爆発した「NO WAVE」なる現象が巻き起こった。

バンド「SONIC YOUTH」の世界規模での成功により、現在ではその原点としてカルト化 / 伝説化されて語られることの多いNO WAVEのシーン。その中でも、本作『NO NEW YORK 1984-91』は、1984~91年に起こった、視覚的なバッドテイスト(悪趣味)を以て社会への不満やハリウッドの商業主義に対する嫌悪がストレートに表現された、いわば映画におけるパンク・ムーブメント「Cinema of Transgression」(破戒映画)を中心にフォーカスする。

暴力・ドラッグ・性的倒錯・ブラックユーモアがスクリーンいっぱいに溢れ返るこのムーブメントの輪郭と内実を、フランスの若き女性監督アンジェリーク・ボジオが、当事者たちへのインタビューを通して明らかにしていく。


DVD発売情報

『NO NEW YORK 1984-91』 DVDジャケット立体

[DVD] NO NEW YORK1984-91

2009年5月8日(金)発売
定価:3,990円 (本体価格 3,800円)
→ご購入はコチラ

ULD-455 | DVD | 2007年 | フランス | 本編70分 | カラー | 16:9ビスタ | 英語 | 日本語字幕 | ステレオ | 片面一層 | 原題: LLIK YOUR IDOLS


コメント

kern

「NYで暮らすなら何者かにならなきゃダメだ。ただテーブルについても何も起こらない。脚本家や女優として肩書きを持つんだ。僕の場合は写真家と映画監督だった。うまくやればその通りの人間になれた」

── リチャード・カーン(写真家)


Thurston

「ただやりたいことをやってみただけで将来なんて考えていなかった。ただ単純に楽しかったんだ」

── サーストン・ムーア(Sonic Youth)


west

「今の自分じゃ考えられないことをカメラの前でやってた」

── デヴィッド・ウェスト(画家・イラストレーター)


zedd

「必死で生きようとする精神を低予算で映像化したんだ」

── ニック・ゼッド(映画監督)


lydia

「映画、写真、絵画、そして音楽など、過激なアーティストたちが同時多発的に動いていたの」

── リディア・ランチ(歌手・作家・女優)


joe

「この国は豊かだ。だが、その精神は貧しい」

── ジョー・コールマン(画家)


関連作品特別上映

『KILL YOUR IDOLS / キル・ユア・アイドルズ』
(2006年作品 / 71分 / カラー / アメリカ)

キル・ユア・アイドルズ

70年代後半のニューヨーク・アンダーグラウンドで突然発生した、破壊的アート・パンク,NO WAVE。新たなサウンドを追い求めるムーブメントが、ポスト・パンクに与えた影響を時代に沿って描いた、貴重なライブ映像満載の音楽ドキュメンタリー。(予告編はコチラ
公式サイト

上映&トークイベント

アップリンクファクトリーにて上映&トークイベントを開催!

『NO NEW YORK 1984-91』チラシ

2009年4月27日、28日、30日、5月1日
時間:連日19:00開場 / 19:30開演
(上映終了後にトークイベント)
料金:1,800円(ドリンク付)

場所:アップリンク・ファクトリー
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル2階
☆イベントは終了しました



4/27(月)【対談】
地引雄一(「ストリート・キングダム」著者)× ECD(ラッパー)

ニューヨークに於けるNO WAVEと同時発生的に誕生した「東京ロッカーズ」、そして80年代インディーズのシーンを、その当事者である地引雄一氏とECD氏の初対談を通して読み解いていき、今再び注目する。 [レポート記事]

4/28(火)【対談】
中原昌也(ミュージシャン)× ジム・オルーク(ミュージシャン)

NO WAVEは誰を殺し、誰に殺されたのか。当時と現在を結ぶ脆弱な紐。その最先端に佇みながらも、明確な着地点を定めることなく独自の活動を展開する中原昌也とジム・オルークの両音楽家によるNO WAVE放談。

4/30(木)【解説】
鈴木章浩(映画作家)

「Cinema of Transgression」の提唱者ニック・ゼッドと親交を持ち、かつてリチャード・カーンの映画の配給を担当した鈴木章浩氏による解説付きの資料映像上映会。 破戒映画(Cinema of Transgression)とは一体何だったのか、たった一晩で丸ごと知ってしまおうという欲張りな試み。

5/1(金)【対談】
今野裕一(「夜想 yaso」主宰)× 浅井隆(UPLINK主宰)

メーデー、メーデー。NO WAVE トークイベントの最終日は、『NO NEW YORK 1984-91』の時代から現在まで、インディペンデントな姿勢を守りつつ配給・ 出版・スペースの運営といった独自のメディアを展開し続ける「夜想」主宰の 今野裕一氏とUPLINK主宰の浅井隆が登場。インディペンデントなメディアだか らこそ“今、出来ること”とは何か。